神戸市婦人団体協議会は、小学校を単位として組織されています。
令和7年度は、89団体、約2万3千人の会員で活動しています。
婦人の社会的地位の向上と、健康で文化的な生活を確保することを目的としています。
神戸市内の地域の女性たちが集まり、様々な分野で学び、見識を高め、女性の幸せのために活動し、
市政にも働きかけ、よりよいまちづくりに貢献しています。
神戸市婦人団体協議会は昭和25年に設立され、令和2年に70周年を迎えました。
私たちは、設立以来、社会教育関係団体として、「学習すること」に重点を置き、「地域を大切に守り育てる」ことを目標に掲げ、70年の長きにわたって、神戸市民の生活を地域の側から支えていこうと、地道な活動を続けてまいりました。
コロナ禍では、あらゆる地域活動が制約され、不安の中で孤立感を高める方も多くおられました。しかし、その間においても、私たちはできることをできる限りやろうと活動を継続してまいりました。令和5年5月には新型コロナウイルス感染症が5類に移行したことに伴い、様々な地域活動が再開され、地域に子どもたちの元気な声が戻ってきました。
神戸市婦人団体協議会はこれからも、婦人会の原点である「絆」を大切にしながら、地域社会から信頼され、家庭を大切に、社会教育関係団体としての誇りと自信を持ち、笑顔と希望あふれる元気な神戸にしていくために取り組んでまいります。
神戸市婦人団体協議会
小野愛子会長
希望と祈り 初夏に舞う
第52回神戸まつりのメインフェスティバルが令和7年5月18日、神戸市中央区の三宮を中心に開催されました。まつりの華とも言える「総踊り」には今年も神戸市婦人団体協議会(市婦協)から約600人が参加、鮮やかな新緑を背景に白地にあじさい模様の浴衣がフラワーロードを彩りました。昨年に続いて総踊りに参加したという20代の女性は「地域行事として若者がもっと参加できるよう、大学でも正規の授業となるボランティア講義に民踊を取り入れてみてもいいのでは」と話していました。
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今年は阪神・淡路大震災から30年。開会イベントでは「しあわせ運べるように」の合唱があり、作詞作曲した臼井真さん指揮のもと、神戸市内の小中高合唱部・コーラス部の児童・生徒たちが澄んだ歌声を響かせました。復興への感謝、震災経験の継承。様々な祈りが込められた今回の神戸まつり。「今、生きていることを感じて踊りたい」総踊りを前に、市婦協会員の一人が感慨深げに語りました。
世界パラ陸上閉会式に臨んで
神戸2024世界パラ陸上競技選手権大会が、令和6年5月17日から9日間、神戸総合運動公園ユニバー記念競技場で開催されました。閉会式では、婦人団体協議会の会員約200人が「感謝の踊り」を披露しました。最後には、大会組織委員会の増田明美会長たちも踊りの輪に加わり、会場が一体となった盛り上がりの中、フィナーレを迎えました。
第59回 民踊のつどい
令和6年8月8日(木)13:00~、9日(金)13:00~
神戸国際会館こくさいホール
神戸市婦人団体協議会主催の「民踊のつどい」が8月8、9の両日、神戸市中央区の神戸国際会館こくさいホールで開かれ、2日間で97グループ、延べ990人が出演しました。
民踊という日本文化を正しく継承していくことが目的で、今年で59回目となります。
全国各地で親しまれている民謡や昭和歌謡などに乗り、出演者たちが華やかに、時にはしっとりと舞い踊ると、会場からは「よかったよ」の掛け声と共に大きな拍手が起きていました。
今年は5月に世界パラ陸上競技選手権大会の閉会式で、市婦協メンバーが「感謝の踊り」を披露したこともあり、2日目のフィナーレでは129人が客席通路まで広がって総踊りを再現。
会場が一つとなり、最高の盛り上がりを見せました。